わたしは物凄い運動オンチです。
見た目はすごくできそうなんですが、びっくりするほど、ない。運動センス。
バレエ教室のジュニアたちは、特に踊れる子はわたしから見たら、プロと変わらないぐらい動ける子達です。すごいなぁ。
発表会も終わり、毎年恒例のクリスマス会に向けてみんな本気で準備してます。
プチスタジオで、レッスンが始まる前にストレッチしていると、ジュニアの子がふたり衣装を取りにきました。
プチスタは天井が高く、ロフトがあって、衣装やカツラが置いてあります。
けど、はしごがないんです。
ふたりは高校1年生と中学3年生くらい。
ふたりはめんどくさがって、(ハシゴを探すのを)
小さい方が、大きい子の肩に乗って、腕を伸ばしてヘリにつかまって、よじ登れるよね?
みたいな算段をし始めました。
まじ?
いやいや、どう見ても、足りないんです。背丈が。
まず、大きい子の肩に乗るのに、レッスン用のバーによじ登るんですが、ミシミシとめっちゃ弓なりにしなってる。
こわい。
何度かチャレンジ。でも、難しい。
イス、持ってこようか?
大丈夫です、とふたり。
でもやっぱり難しい。
そこで、わたしが
机、持ってきて、その上にイス乗っけたらどう?
と、提案。
そしたら、大きい子の方が
「え〜、そっちの方が怖くないですか?」
って言ったんです。
自分の肩に小さい方を乗せて、登らせる方がよっぽど信用できる、と。ってことなんだと思う。
ほー。
なんか、グッときたんです。このセリフに。
本当に、自分のカラダ、信用してるんだって。
わたしのカラダなら大丈夫ですから、って。
小さい方の子のことも、こいつならできるって信用できてる。
毎日のレッスン。
自分の動き、カラダの可能性。
一緒に踊ってる仲間のカラダのことも見て知ってる、感じてる。
誰かに言われたから、教えられたから、じゃなくて
自分のカラダで学んだ感覚。自分のカラダを知ってる。
で、その時に
「わたしもかつてはそうだったなー」って思った。
なんか、懐かしい感じだった。
あんなに運動できなかったのに。
自分の体に対する身の丈の信頼があったんだ。
あまりに不意をつかれた言葉で。
なんかいいな、と思って。
あんなまっすぐに信用されたら、気持ちいいだろうな。
いい話だね!🎵✨
白いヒトデ?がいいな!☀