父、不器用な愛、たぶん。

最近仕事のことで、頭の中がぐちゃぐちゃしてる。なんとか少し整理したくていつものコーヒー屋さんへ。もう夕方。もうすぐ休みが終わってしまう。焦るわたし。

そこへ、珍しく母からの電話。

来週契約して家を建て直すらしい。また?

わたしの荷物は要るか?要らないか?という話。

だけなわけがない。

少し愚痴が出る。ばあちゃんのこと、父のことそして新しい家のこと。

母は反対だ。大金かけて、もうすぐ死ぬのに、新しくする必要ない。父は、とにかく快適に過ごしたいから、の一点張り。

うむ。

とにかくわたしは、いいたことだけ言って電話を切った。40分くらい。

なんでこのタイミング?仕事のことなんか考えられない。モヤモヤしてる。だからちょっと素直に感じたことをとにかく書き出してみよう、と思った。

家を建て直す?(古くなった2階部分を取り除く工事。ついでにお風呂場は綺麗にするらしい。)家が腐ってるんじゃなくて、人間関係だろうよ、腐ってるのは。意味ねーよ。父は全く母であるばあちゃんに心を開かない。とても言葉が冷たい。相対している時は、いつも眉間にシワがよる。その場面にいるといつも、あー早く東京に帰りたいなって思う。良好でない関係で同じ空間に居れる神経がわたしには分からない。辛くて死んじゃう。ばあちゃんも、誰にも頼らない。心を開かない。

それで楽しいの?意味あるの?

と昔から謎だ。

わたしは腐ってると思う。その人間関係。

腐ってたっていい。のかもしれない。でもわたしは関わりたくはない。寂しくて悲しくなるから。

誰にも心を開かない父。
母にも頑固だ。なぜその奥にある不安を自覚せず外に出そうとしないのか。

 

 

快適な暮らし、を望む父。

でも、「快適な暮らし」に関しては、父の気持ちが分からなくもない。わたしも快適な方がいい。せっかく頑張って働いて生きてきたんだし。わたしは母と同じ無駄が嫌い。けちん坊だ。だからここで短いかもしれない老後のためにお金をかける、という決断は逆に怖くてできない。そう考えたら.…あれ?もうすぐ死ぬけど、一年で死ぬけど、それまで心地よければそれでいい、ってカッコいいじゃん。あれ?お父さん、カッコいいかも!今初めてカッコいいと思った。
どうせ長くはないんだし、お金かけるの損、とか損得で考えてない。

あれ!カッコいいぞ。そういうお金感覚、ちょっとツトムくん(夫)に似てるかも。

母は、無駄だと思ってる。
でも、いざ暮らしてみて、綺麗な家で快適は空間は最高に安心だ。わたしは大好きだ。安心が。お姫様のようにお金をかけてもらって暮らせばいい。

困ったら、近くにいる息子を頼ればいい。
老後が心配?大丈夫。家があればなんとかなる。畑もあるし。

言葉に出せない。
不器用な愛。お金をかけてあげることしかできない父。
それを不幸だと思ったこともあった。
本当の幸せじゃないんじゃないか?とか。

自分が言葉が欲しい時は、本当に冷たい人だと思った。
でも、言葉で言えないだけで、言葉で言う勇気、がないただの弱さなだけで、ちゃんと愛はある。それがわかれば、不器用で可愛い人だな、と思う。うん、今ならそう思うな。

すごーい。お父さんのこと可愛いと思った、今。初めて。

本当にジャストナウ。

母のことはどうでもいいんだ、と思っていたけど、そうじゃない。これしかできない。こういう愛の表現しかできない。視野が狭くて、不器用なんだ。

そのかわり母は視野は広い。甘えること以外は器用だ。

 

頑張れ〜!きっと大丈夫だ。

さっきまでは心配だったけど、大丈夫だ。人間関係は、お互い勇気がなくて、見た目は冷たいまんまだけど、老後もあるのにここで1000万とかかける決断ができる父だもの、きっとなんとかなる。ばあちゃんのこともきっと大丈夫。やっちゃんとけんちゃんいるし。ミカちんも香月もいるし。

あんなにボロクソ言ってたのに、気がついたらこんな温かい気持ちになってた。

心配で、来週連休使って帰ろうか、と思ったけど、大丈夫だ。

誇らしい。

…これ、お父さんに似てる。

 

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